2025/10/06 18:22
え〜みなさんご存知の通り、薔薇の花びらは厚い方がうまい。
リンゴも苺もバラ科だし薔薇も食われて当然。
薔薇は薔薇でもカリフォルニアの薔薇ということで
カルローズ米食ったよという話。
名前の由来がカリフォルニアの薔薇だとかなんとか。
米の値段が上がってカルローズ米というのを初めて知った。
スーパーなんかには基本国産米以外並ばなかったからねぇ。
タイ米インディカ米はなんとなく食ったことあるけど、確かに外国産のジャポニカ米は食ったことないなと思って食べた。
飯はおもしろいかどうかで食べると楽しい。
カルローズ米は
おもしろかったです。
まず香り
開封時は国産米のそれよりぬか臭い。それを除けば、まあ当然だけどジャポニカ米だね。
精米から流通までが国産米より時間かかってるから、表面のぬかが酸化してるせいだと思う。
研ぎ汁も国産米よりぬか臭い。
表面の酸化の問題だと断じた理由は、研いだ後は臭くなかったから。
臭いって言われること多いけど、多分研ぎ方が下手なだけだと思う。
米は水切ってから研ぐんだよ?
次、形
国産米より細長い。一粒あたりの体積はカルローズ米のほうが大きいかな。
次、炊いた後の香り。
アメリカナイズされてるって感じだね。国産米にくらべるとかなり淡白。
西洋の人は米の炊き立ての匂いがあんまり得意じゃないらしい。
そういう層向けに米特有の匂いがかなり抑えられてる。
国産米って炊飯器で炊いてても炊き上がり前に匂いでわかるじゃん?
あれがほぼない。
肝心の味。
アメリカナイズされてるってまた言わせてもらおう。
非常に淡白ではあるが、これはこれで美味い。
米って噛んでいくと甘くなるでしょ?
唾液がデンプンを分解して糖にするから。
カルローズ米は口に入れて結構すぐ甘い。
理由を推測すると、米特有の香りを抑えていく過程でアミノ酸が減ったのかな。
それとも貯蔵の方法が違うからなのか、粘り気が少なくて分解が早いのか。
とにかく、なによりも先に甘みを感じる。
アミノ酸由来の旨味みたいなのを感じるタイミングが少ない。
特徴的なのは粘り気のなさ。
まあ粘らない。言い方を変えるともっちりしてないって感じかな。
国産米を噛んだ時のムチっとした若干弾力のある感じ、あれがない。
サクッと言うとちょっと語弊があるけど、とにかくスッと歯が入る。
唯一明確な欠点を挙げるとするならこの粘り気のなさからくる日持ちの悪さかな。
保湿効果がないから、すぐ乾く。状態変化が本当にはやい。
まず半日置くと、国産米に近い食感になる。
ムチッとしてるというか、歯応えが出る。
これも芯が残った嫌な感じとかではなく、粘り気がないおかげで米の表面と内面が均一に乾燥して、ムチッとする。
一日置くと、端の方は人によっては食わないかな、ぐらいまで固くなる。
総評「これはこれで美味い」
国産米が緑茶、カルローズ米が紅茶、それぐらい違う。
どっちが美味い不味いじゃないね。
あんこ食ってる時は緑茶飲みたいし、スコーンにジャムつけて食ってる時は紅茶がいい。
選択肢の幅って感じ。
国産米の値段が落ち着いても普通に売ってて欲しいなあ。